キャッシングと顧客情報

キャッシングと顧客情報

信用情報機関

現在、日本には 4 つの信用情報機関があり、消費者のカードの利用記録や支払状況が管理されています。

シー・アイ・シー CIC
信販系の情報センターを中心に、メーカー系が加わって設立
全国信用情報センター連合会(全情連)
消費者金融専業者を会員とする全国 33 の信用情報機関の連合体
全国銀行個人信用情報センター(全銀情)
全国銀行協会(全銀協)が設置・運営している個人信用情報機関
セントラル・コミュニケーション・ビューロー CCB
外資系消費者信用会社により設立

これらのうち上 3 つは、クレジット・インフォメーション・ネットワーク CRIN (CRedit Information Network) を通じて、ブラックリスト情報の交換を行っています。

ホワイト情報

ホワイト情報とは、「返済事故記録のない通常の取引情報」のことです。

返済実績は、金融機関や各業界の個人信用情報機関に登録されますが、延滞なく正常に支払が行われた場合、次回の申込の与信判断で評価されて、プラスに作用します。

ホワイト情報は、ポジティブ情報とも呼ばれます。

ブラック情報

ブラック情報とは、「個人信用情報機関が保有している、与信判定にマイナスに作用する情報の総称」のことです。

ブラック情報には以下が挙げられ、ネガティブ情報や事故情報とも呼ばれます。

  • 延滞
  • 代位弁済
  • 貸倒れ

ブラック情報は、CIC/全国信用情報センター連合会/全国銀行個人信用情報センターのデータベース間で、情報交換が行われます。

ブラックリスト

一時期、心当たりがないのにブラックリストに掲載されている、との問合せが増えたため、通産省と大蔵省は昭和 61 年に次のような通達を出しました(省庁名は当時)。

  1. 信用情報機関に対して本人から信用情報の開示請求があった場合、本人であることが確認されれば応じなければならない
  2. 開示された情報が事実と異なる場合、本人は信用情報機関に対して訂正・削除を申立てることができ、信用情報機関は直ちに調査して結果を本人に知らせ、誤っていた場合には速やかに訂正・削除しなければならない

顧客情報の保存期間

CIC では、契約内容や利用状況を利用者の退会後 5 年間は保存するそうです。

このように、信販系と消費者金融系の信用情報機関の利用状況は 5 年間、自己破産などの信用事故の場合は、発生から 7 年間保存されます。

これらの期間を過ぎれば、該当データは抹消されます。

一度、融資を断られても、時間が経過すればデータが消去されて、融資を受けられるようになることがあるのです。

テラネット

テラネットは 1999 年に設立され、以下の各社を対象に個人の信用情報を有料で提供しています。

  • 銀行系消費者金融会社
  • 信販会社
  • クレジットカード会社

大手消費者金融のうち、武富士は「テラネット設立前の顧客は、自分の個人情報の利用に同意していない」として、テラネットに反対しています。

これは、武富士は大手消費者金融で唯一、銀行との合弁会社を持っていないため、金利が低い銀行系消費者金融会社への情報提供を警戒している、とも言われています。