キャッシングと顧客情報

キャッシングと顧客情報

信用情報機関

現在、日本には 3 つの信用情報機関があり、消費者のカードの利用記録や支払状況が管理されています。

シー・アイ・シー CIC
信販系の情報センターを中心に、メーカー系が加わって設立
日本信用情報機構 JICC
全国信用情報センター連合会とテラネットとセントラル・コミュニケーション・ビューロー CCBが合併
全国銀行個人信用情報センター(全銀情)
全国銀行協会(全銀協)が設置・運営している個人信用情報機関

これらは、クレジット・インフォメーション・ネットワーク CRIN (CRedit Information Network) を通じて、ブラック情報の交換を行っています。

ホワイト情報

ホワイト情報とは、「返済事故記録のない通常の取引情報」のことです。

返済実績は、金融機関や各業界の個人信用情報機関に登録されますが、延滞なく正常に支払が行われた場合、次回の申込の与信判断で評価されて、プラスに作用します。

ホワイト情報は、ポジティブ情報とも呼ばれます。

ブラック情報

ブラック情報とは、「個人信用情報機関が保有している、与信判定にマイナスに作用する情報の総称」のことです。

ブラック情報には以下が挙げられ、ネガティブ情報や事故情報とも呼ばれます。

  • 延滞
  • 代位弁済
  • 貸倒れ

上記の通り、ブラック情報は信用情報機関のデータベース間で、情報交換が行われます。

ブラックリスト

一時期、心当たりがないのにブラックリストに掲載されている、との問合せが増えたため、通産省と大蔵省は昭和 61 年に次のような通達を出しました(省庁名は当時)。

  1. 信用情報機関に対して本人から信用情報の開示請求があった場合、本人であることが確認されれば応じなければならない
  2. 開示された情報が事実と異なる場合、本人は信用情報機関に対して訂正・削除を申立てることができ、信用情報機関は直ちに調査して結果を本人に知らせ、誤っていた場合には速やかに訂正・削除しなければならない

顧客情報の保存期間

CIC では、契約内容や利用状況を利用者の退会後 5 年間は保存するそうです。

このように、信販系と消費者金融系の信用情報機関の利用状況は 5 年間、自己破産などの信用事故の場合は、発生から 7 年間保存されます。

これらの期間を過ぎれば、該当データは抹消されます。

一度、融資を断られても、時間が経過すればデータが消去されて、融資を受けられるようになることがあるのです。

信用情報開示報告書

全国 7 ヵ所の CIC の開示相談室で、身分証明書(免許証など)を提示して手数料 500 円を払えば、信用情報開示報告書を受取れます。

  • 東京都新宿区
  • 北海道札幌市
  • 宮城県仙台市
  • 愛知県名古屋市
  • 大阪府大阪市
  • 岡山県岡山市
  • 福岡県福岡市

信用情報開示報告書にはクレジットカードの登録情報やショッピングやキャッシングの利用状況が記載されているため、住宅ローンや自動車ローンを組む人を中心に年間約 12 万件の申込があります。

開示相談室が遠かったり行く時間がなかったりする場合には、身分証明書のコピーと 1000 円の定額小為替を郵送すれば、配達記録で信用情報開示報告書が届きます。

会費無料のクレジットカードが氾濫しているので、何枚持っているか分からなくなったときにも役立ちます。

信用情報開示報告書のインターネット申請

2011 年 7 月 7 日から、インターネットでも CIC の信用情報開示報告書を申請できるようになりました。

以下のように、電話番号とクレジットカードの二重の本人確認を行っています。

  1. 専用ダイヤル 0570-021-717 に電話する
  2. 発信者番号を CIC が確認し、自宅や本人契約の携帯電話であれば受付番号を伝える
  3. 専用サイトに受付番号・住所・氏名などを入力する
  4. 手数料 1000 円を引落すクレジットカードの情報を入力する

ネットで開示される報告書は改竄防止のため保存はできませんが、印刷は可能で、24 時間以内であれば何度でも閲覧できます。